前回に引き続き、オーランドで開催されたAPMPのカンファレンス BPCの様子を紹介しながら、今日は、女性が生涯に渡り働き続けられるお仕事について触れていきたいと思います。
BPCに来ると、参加者の圧倒的多数が女性で占められています。数ヶ月前に出産したばかりという方が、活気に満ちた会議で溌剌と活躍されている様子には感動するばかりでした。チャプターリーダー会議を見渡しても、インターナショナルのボードメンバーや本部スタッフを見ても、女性が大半を占めています。
※世界の支部のチャプターリーダー会議の様子。女性のリーダーが多いです。
*ボードメンバーとH Qのスタッフ。こちらも女性が大半です。
女性が多い理由として、プロポーザルマネジメントに関する仕事は、出産や育児と仕事を両立しやすいことが挙げられると思います。
私たちの提案専門職は、提案書作成や戦略策定などの活動を通じて、社内調整を担当し、提案プロセスの生産性を高める役割を果たしています。組織内でプロセスやジョブが標準化されているため、自身の役割が周囲から認知されています。そのため、在宅勤務や時短勤務でもチームワークに参加しやすく、その貢献が高く評価されています。受注に貢献する存在として尊敬されており、その結果、仕事にやりがいを感じることができるのではないでしょうか。
多忙な業務の中で提案内容の検討や提案書作成を行うことが一般的ですが、提案を専業とする人々の存在によって、仕事のスピードやアウトプットの品質が格段に向上していることは確実です。
どのような仕事か、興味がある方は、LinkedIn で”APMP” “Bid Manager” “Proposal” などと検索してみてください。企業からの求人情報や有資格者のプロフィールがヒットするはずです。
ビジネスの最前線で活躍されていたにもかかわらず、育児や家庭の事情で仕事から退かざるを得ない方にもチャレンジしていただきたいやりがいあるお仕事です。優秀な女性が輝いて活躍できる職場を提供したい企業やジョブ化を検討する組織にも、知っていただきたい取り組みです。
この分野に日本でも注目が集まることを願っています。