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代表のつぶやき | はじめに

5月20日から25日まで、アメリカのオーランドで開催されたBPC ORLANDO 2025に参加しました。

提案活動を通じてビジネスを勝ち取る専門職のためのNPOであるAPMPが主催する国際会議で、BPCとは、Bid & Proposal Conference の略称です。今年は世界各国から約1200人が参加しました。約90に及ぶセッションの中でも、AIを活用した提案書作成など旬の話題に注目が集まりました。

私が初めてBPCに参加したのは2012年のことでした。当時外資系企業でプロポーザル専門職だった私は、海外の同僚たちのように、プロポーザル分野でプロフェッショナルになりたいという思いのもと、世界のプロたちがナレッジを共有するこの会議に参加しました。プロポーザルマネジメントという、組織的に提案力を強化するための確立されたノウハウが存在していることや、それを会社や国を超えて共有している素晴らしい活動に感銘を受けました。ところが、当時、日本からの参加者はたった一人しかいませんでした。

なぜこのような素晴らしい活動に、日本企業から誰も参加していないのか、世界のトレンドに取り残されてしまうのではないか、であれば、この分野をもっと日本の企業やビジネスパーソンに知っていただこうと使命を感じたことがきっかけで、APMP日本支部の立ち上げを志します。そして2015年11月に9人で始めた、日本での認知度ゼロのAPMP日本支部は、7年たった今、企業からも認められ100人を超える支部に成長しました。

そして、長きに渡り私ひとりだったBPC参加の日本人は、今年、ついに5人となりました。
この5人が渦となってたくさんの人を巻き込むことを願いつつ、このブログではプロポーザルマネジメントやAPMPの、今後の可能性や、これまでの歩み、そして、今について、つぶやいていきたいと思います。
よろしければお付き合いください。